2008年2月アーカイブ

コンドロイチンは、老化とともに不足してしまいがちですが、これを毎日の食事から摂るとすると、どういうものを選べばいいでしょうか。

それは、コンドロイチンの性質と同じような、ねばねばした食品に多く含まれているのです。
たとえていえば納豆、オクラ、それから山芋や海草などで、このような粘粘の食品なら、それが植物性でも動物性でも、コンドロイチンが含まれると思ってもいいでしょう。
ただし、動物性の食品、たとえばうなぎ、すっぽん、フカひれ、どじょうなどのコンドロイチンは植物性のものより比較的吸収率が高いようです。
日本に古くからある食品の中には、こんなねばねばのものが多くありますが、これも体を第一に考える昔の人の知恵といえるかもしれません。
昔から精がつくと言われて大切にされていた食品が、このねばねばしたものであることは事実です。
ただしその含有量は決して多いものではありません。
食品から摂り入れるには、常にそのことを頭に入れて食事を考える必要があります。
これをすべて食事から摂っていくことは、なかなか難しいと思う人も決して少なくないでしょう。
それならば、サプリメントや医薬品から摂取するという方法をとるほうが簡単でしょう。
そんな体にいいサプリメントとなると、結構高価なものが考えられますが、コンドロイチンのサプリメントは1ヶ月分で1500円くらいからと、なかなか続けやすい価格のものもあるのです。

毎日の食事でももちろん努めて取り入れるようにして、さらにサプリで補うようにするのが一番いいかもしれません。

近頃サプリメントの情報としてよく耳にすることのあるコンドロイチンとは、どういうものなのでしょうか。

このコンドロイチンには、ギリシャ語でいう「軟骨のもと」という意味が含まれています。
これは「ムコ多糖類」の一種で、加熱されるとジェル状に変化するという性質を持っています。
「ムコ多糖類」とは「粘りを持った多糖」という意味で人間の肌の奥にある真皮の主要成分のひとつでもあります。
人間の体内の軟骨の部分でネバネバとしたジェル状の性質を生かして、骨と骨の摩擦を防ぎ、クッションのような役割をしているのです。
そのほかにも、眼球や角膜、皮膚、内臓の肝臓、腎臓にもあり、さらに人体に約60兆個あるといわれている細胞をつなぐ役目も持っているのです。
また体内の水分をコントロールしているのもコンドロイチンです。
このコンドロイチンは、非常に高度の保水性を有しているのです。こうしたコンドロイチンの性質が利用されて、哺乳類や魚類から抽出・精製された後、化粧品やサプリメントとして使われているようです。
その中でもサメの軟骨は、特にたくさんのコンドロイチンを作るもとになっているようです。

その安全性はアメリカ食品医薬品局でも認められています。こんな人の体に重要な働きをするコンドロイチンですから、これからも私たちが健康を維持していく上で、ますます注目されるのは間違いないでしょう。



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